福岡の地域密着介護事業 NPO法人 地域福祉を支える会 そよかぜ

理事長のつぶやき

敬老の日 誰がだれを祝うのか

2010・9・20(月)  敬老の日 誰がだれを祝うのでしょうか・・・
「敬老の日」というのに朝刊(朝日)の一面にはその記事はありません。

あるのは中国が船長逮捕にいきりたっている記事や

菅さんの内閣改造が支持率を押し上げていること、

あるいはソフトバンクがライオンズに2連勝し「ひょっとすると・・・」と

私たちを興奮させていることなどですが、これに比べれば、

第1面に載せる記事ではないのでしょう。もう『敬老なんて結構です・・・』ということだと思います。
確かに高齢者に要する医療費や介護費用は莫大だし、

年金なども含めた社会保障費の増大は国の行く末を不安に陥れている事はそのとおりです。
しかし現在の要介護世代は「今に見てろ!戦争には負けたけど、

俺たちが必ずこの日本を立ち直らせるぞ!」と

希望に胸膨らませ目を輝かせてきたひとたちでした。

資源も何もない日本でただ勤勉さと技術力を武器にわが身を削って、

食うために働いてきたひとたちだったのです。

これから出てくるであろうぬくぬく社会で過ごしてきた人たちとはちょっと違うのではないかと思っています。
ところで敬老の日にふさわしい(?)お話を一つ。
江戸時代に博多聖福寺の住職で仙崖和尚という有名な方がおいででした。

その方による老人の姿を短歌に詠んだ「老人六歌仙」があります。
前半は老人の身体的なこと、後半は精神的なことになっています。

この歌は決して老人をからかったものではなく

「歳とるとみなこうなるよ、だからきちんと自分を見つめていこうよ。」ということでしょう。

① しわがよる ほくろがでける 腰曲がる 頭がはげる ひげ白くなる
② 手は震う 足はよろつく 歯は抜ける 耳は聞こえず 目はうとくなる
③ 身に添うは 頭巾 襟巻き 杖 めがね たんぽおんじゃく しびんに孫の手
④ 聞きたがる 死にともながる さびしがる 心は曲がる 欲深くなる
⑤ くどくなる 気短になる 愚痴になる 出しゃばりたがる 世話焼きたがる
⑥ またしても 同じ話に 子をほめる 達者自慢に 人は嫌がる
こんなのもありましたね。だれが作ったのか面白いですね。
目にめがね 歯には入れ歯のあるものを ○○に添え木の 無きぞ悲しき